コミュニティビジネスとキャリアの布石

 中小企業診断士として、CB(コミュニティ・ビジネス)の中間支援に関わる研究会に参加している。
 今年度になって、行政に対してCB支援の働きかけを行うプロジェクトを立ち上げた。当初はサブリーダーとしてプロジェクトに参画したが、その後の状況に変化があり、つい先日リーダーをやらないかとの打診を受けた。

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2007年問題(自分は何によって知られたいか)

 先日、「ドラえもん」の主な声優さんたちが一斉に若手と交替するというニュースがありました。
 ベテランが後進に道をゆずったのですね。リスクや課題はあると思いますが、「ドラえもん」の長期戦略を考えた上での決断だと思います。

 ところで、世代交代や後進の育成は、どの世界でも大きな課題ですね。
 先日の「日経コンピュータ(2004年11月1日号)」でも、いわゆる「2007年問題」がテーマになっていました。

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今月の「私の履歴書」は面白い

 今月の日経新聞「私の履歴書」は武田國男氏(武田薬品工業会長)です。
 これが、なかなか面白い。

 長男だけを特別扱いする大坂の老舗企業に三男坊として生まれた武田会長は、子供の頃は成績が悪く、典型的な落ちこぼれ。大学時代は学校にも行かず、遊んでばかりです。
 単なるドラ息子に過ぎなかった武田会長が、どういうキャリアを積んで一流の経営者になっていくのか、この先が楽しみです。

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キャリアには幅も大切です

 先日、ラジオを聞いていたら、「ある大手企業において新入社員が配属先を選択できる制度を発足した」という話題がありました。
 試験に合格すると、自分の配属先を自由に選ぶことができるようです。

 それに対して、慶應義塾大学の村田昭治先生が以下のようなコメントをしました。
(表現は多少違っているかもしれません。)

 「新入社員に配属先を選択させるのは、いかがなものか。若いうちは、与えられたことを、精一杯やった方が良いのではないか。自分はマーケティングが専門だったが、大学から最初に受け持たされた授業は専門外の「簿記」だった。その後も、専門外の授業を担当させられた。このことによって、私はキャリアに良い幅ができたと思う。」

 村田先生のコメントは、私の経験から言っても同感です。(もちろん例外はあると思いますが。)
 スペシャリストは専門性の高さが勝負になりますが、幅がないと不安定です。
 若いうちは自分のキャリアをあまり狭くとらえず、さまざまな経験を積む方が良いと思います。

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夢と地道

 2004.5.31の「日経ビジネス」に、野中郁次郎教授、坂村健教授、ノーベル賞の田中耕一氏の対談が掲載されています。
 この中で、田中さんのコメントが大変印象に残りましたので紹介します。

 私自身も夢を追うところはあります。  でも、実際にやっているのは地道な作業ばかりなんです。どうすれば現行製品の性能が5割アップできるだろうか、とか。ざっくりと2割が夢、8割が地道という感じでしょうか。 (中略)  地道に積み上げる作業をしているうちに、いつに間にかものすごいレベルに達していたいうのは、自分自身の経験でもあるんです。

 ある大学で講演した時、学生に「田中先生は大学生の時にどんな夢を持っていましたかと」質問されたんです。思わず「夢ってあったかなぁ」と(苦笑)。彼らにとっては「まず夢を持たねばならない」という脅迫観念があるようです。でも、それは何かをやっているうちに、結果として出てきてもいいのではないでしょうか。初めに夢ありき、というのも必要だけれども、私自身、夢を持っている時もいない時もあります。少なくとも人に言われて夢を持つものではないでしょう。


 この田中さんのコメントはキャリア形成を考える上で、示唆に溢れていると感じました。
 「夢」があるのは、とても素晴らしいことですね。
 しかし、たった今「夢」がなくても、それほど気にすることはないと思います。
 いろいろな方の話を聞くと、目の前の課題に一生懸命取り組んでいるうちに、突然「夢」が手に入るというのは珍しくなさそうです。

 ただ、問題なのは、目の前を通り過ぎていく「夢」に気がつかない人が多いということだと思います。

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カラオケとブログと組織改革とプロジェクトマネジメント

 昨日、「あなたの自律支援.COM」の中尾英司さん、「週末起業ブログ!」中野瑛彦さん、「アイコーチ」の幸地司さんらと神田駅近くのカラオケハウスに行きました。

 みんな、歌がうまいのにびっくり!
 我が青春の懐かしい歌のオンパレードで、心にしみました。

#この件に関する中野さんのブログ記事

 ところで、カラオケで歌いまくって楽しんだのはもちろんですが、カラオケ以上に、ブログや組織改革、プロジェクトマネジメントの話題で盛り上がりました。

 私としては、ブログが秘める大きな可能性について、たくさんのヒントを得ることができました。感謝感謝です。
 (特にブログ・コンサルタントである中野さんには大感謝です。)

 昨夜の話題の中にもあったのですが、ブログは「自分戦略」策定のツールとしても活用できることを確信しました。

 思いつくだけでも、以下のような効果が考えられます。

 ・自分の考えや思考を文書化(表出化)することで整理する。
 ・自分の日々の行動や思考をつづることで反省する力を習得する。
 ・他者からフィードバックを受けることで、行動や思考を磨くことができる。
 ・自分自身をPRし、キャリアを進化させる布石となる。 等

 皆さんも、キャリア形成のツールとしてブログを開設してみては如何でしょうか。
 そして、ブログ開設の際には、是非お知らせ下さい。

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上司に恵まれないSEのために-自分戦略策定マガジン
[No.037]反省する力(2004/04/28)

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▼上司に恵まれないSEのために-自分戦略策定マガジン バックナンバー
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●不幸なプロジェクトのベテランSE

 ベテランSEのAさんは、なぜか不幸なプロジェクトに関わってしまうこ
とが多い人です。
 不幸なプロジェクトとは、例えば以下のようなプロジェクトです。

 ・一生懸命やっているのに、顧客からクレームがついてしまう。
 ・メンバーのモチベーションが低く、チームのムードは最悪。
 ・メンバーは残業が多く、休日出勤や徹夜は当たり前。
 ・納品後も障害が多発し、プロジェクトがなかなか終わらない。
 ・担当するプロジェクトが赤字になり、周りから冷たい視線を浴びる。

 そしてAさんは、これらの不幸なプロジェクトにおいて開発リーダー等の
重要な位置にいることが多いのです。

 皆さんは、「きっとAさんの知識やスキルが不十分なのだな」と思われた
かもしれません。
 しかしAさんの知識やスキルは、けして低くありません。

 Aさんは、
 ・有名大学の理系出身で学歴に申し分はない
 ・IT関連の高度な資格や認定を取得している
 ・他のメンバーと比べて設計や開発のスキルは高い
 ・言語能力や作文能力の水準も低くない
のです。

 こう述べると皆さんは、「きっとAさんのプロジェクト実務経験が不足し
ているのに違いない」と思われたかもしれません。
 しかし、Aさんは、成功も失敗も含めて過去にも数々の実務経験を有して
いるのです。

 振り返ってみると、Aさんが関わったプロジェクトの多くは同じようなと
ころで失敗しているようです。Aさんは、キャリアだけは豊富ですが、経験
からあまり学んでいないのです。

 Aさんのようなタイプは、私たちの周りには少なくありません。

 大抵の人は、キャリアを経て経験を積み重ねれば知識やスキルを獲得する
ことができます。
 しかし、「プロフェッショナルとしてのノウハウや勘」は経験を積んだだ
けでは獲得できないようです。
 不幸なプロジェクトを発生させないためには、もちろん知識やスキルは必
要不可欠なのですが、それだけでは不十分で、「プロフェッショナルとして
のノウハウや勘」が必要なのだと思います。


●「プロフェッショナルとしてのノウハウや勘」を獲得する方法

 では、Aさんのように経験から学べない人と経験を通じて「プロフェッシ
ョナルとしてのノウハウや勘」を習得している人では、いったい何が異なる
のでしょうか。

 以前のメルマガで述べましたが、私には心の中で密かにメンター(師匠)
と仰ぐ人々がいます。

 上司に恵まれないSEのために-自分戦略策定マガジン
  [No.016]メンターを探せ!(2003/05/09)

 私のメンター(師匠)は、「プロフェッショナルとしてのノウハウや勘」
を有している人達です。彼等の行動を観察したり話を聞いていると、共通す
る「力」があることに気がつきます。

 それは、「反省する力」です。

 彼等は自分の経験を客観的かつ分析的に振り返る習慣を有しているように
思います。また何らかの形で、その経験を抽象化し表象化しています。

 具体的には、以下のような行動(思考)です。

 ・プロジェクト終了時には必ず反省会を開催し、その内容をドキュメント
  化している。
 ・顧客とのミーティング後に、参加メンバーで反省会を開き、良かった点
  や悪かった点についてお互いに話し合っている。
 ・ある事実に対して下した自分の判断について、その思考過程を分析して
  いる。
 ・自分の言動に対して他者がどのように感じたか、また他者にどのような
  影響を与えたかを想像している。

 一方、「反省する力」の弱い人には以下のような行動(思考)が見受けら
れます。

 ・自分に甘く、簡単に自己満足してしまう。
 ・自己を正当化し、不都合があると何でも他人のせいにする。
 ・経験を分析的かつ客観的に振り返ることができないため「反省」でなく
  「後悔」になってしまう。
 ・物事を抽象化できず、個々の経験から関連性や連続性を見つけることが
  できない。

 「真のプロフェッショナル」としてキャリアを形成するためには、「反省
する力」は必須と考えています。

 私も発展途上の人間であり、日々「反省」を忘れずキャリアを形成してい
きたいと考えています。
 実は最近、内省のために日記をつけることにしました。
 皆さんも、まず日記をつけるところから始めてみませんか。

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■「自分戦略」へのヒント

 ・「真のプロフェッショナル」になるためには知識やスキルを身に付ける
  だけでは不十分である。
 ・「真のプロフェッショナル」になるためには経験を通じて「プロフェッ
  ショナルとしてのノウハウや勘」を獲得する必要がある。
 ・経験を通じて「プロフェッショナルとしてのノウハウや勘」を獲得する
  ためには「反省する力」が必要である。

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▼閑話休題▼

 日経ビジネス(2004.4.26)のコラムの中で、数学者の広中平祐さんが以
下のように述べられています。

  「どんな人でも活躍できる場がある。その人が“はまる”場がある」
  数学の世界でもビジネスの世界でも、秀才ばかりでは成り立ちません。
 元気のいい“落ちこぼれ”が時々思いもよらない大きな仕事を成し遂げる
 ことがあるんですね。

 元気が湧き出る言葉のプレゼントを頂いた気持ちです。同郷(山口県)の
大先輩である広中先生に感謝です。

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