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マッチョな業界

 ある人から、「社会における男女の役割は、生物学的な理由によるものは少なく、その国の歴史的・文化的な背景によるのだ。」と教わった。
 例えば、北欧においては社会的な性差は極めて少ないそうである。それは、かつてバイキングの社会で男が長期で留守になることが多く、女が社会的な役割を担ったという歴史的な背景があるそうだ。
 つまり、日本において男性的な職業と思われているものが、他の国ではそう思われていないことも珍しくないのである。

 一般的に、発展途上国では社会的な性差が大きく、先進国ではその差が小さいそうである。日本は例外的な国で、先進国の中では社会的性差が激しい。言わば「マッチョな国」である。

 トム・ピーターズは、著書『リーダーシップ魂。』の中で、これからは「リーダーとして女性が支配する」と断言している。
 彼によると、「女性は悲しいほど無視されてきた才能の供給源」で、「女性の強みは、これからの時代が要求するリーダーシップにうまくはまっている」そうである。そして、「女性をリーダーにする運動を今まで以上に盛り上げることが最優先の緊急課題だ」としている。


トム・ピーターズのマニフェスト(2) リーダーシップ魂。

 さて、僕が棲息しているIT業界(情報サービス業)は、どうであろうか。
 ITプロフェッショナルには性差が少ないと言う人もいるが、実態はそうでもない。僕の勤務先は男が圧倒的に多いし、同業他社もそうである。
 業界の会合に出かけても男が多い。例えば、JISA(情報サービス産業)の賀詞交換会。これは我が業界の経営陣の会合であるが、完璧にオジサン達の集まりで、女性は皆無である。
 性差の少ない業界とはとても言えない。明らかに「マッチョな業界」だと思う。
 考えてみれば、僕らの業界がかかえる問題のいくつかは、このマッチョさが原因となっているように思う。
 まったくの私見ではあるが、業界全体として女性の比率が増え、女性リーダーの数が増えれば、それだけでいくつかの問題が解決すると思うのである。

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Comments

IT業界の求人を見ていると、「コミュニケーション能力の高い方募集」というのが多いですね。そういう人材が欲しかったら、女性を採用すれば良いのに、と思います。私は日々、女性のコミュニケーション能力に学ぶことが多いです。人間に関心が高く、自分の喜怒哀楽を素直に表現し、相手の喜怒哀楽も受け入れて共感する様は、本当に勉強になります。

Posted by: ちゅーいんがむ | 2006.01.27 at 10:28 AM

>チューインガムさん
 コメントありがとうございます。
 本当、僕も女性から学ぶことがたくさんあります。

Posted by: 中村文彦@めんたんぴん | 2006.01.28 at 07:43 PM

無根拠な男性差別ですね

Posted by: 男性差別反対 | 2007.10.20 at 09:15 PM

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