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ハレとケ

 日経ビジネス(2005年10月03日号)のカルロス・ゴーン氏のコラムがなかなか興味深い。タイトルは、『「オフ」の大切さに目覚めよ』である。
 カルロス・ゴーン氏は、「オンとオフ」の使い分けが重要であるとしている。氏は「オン」の時に力を出し切るため、休日は意識的に仕事から離れるようにしているそうである。
 氏は続けて次のように述べている。

 日本では、休暇を取ることは自分勝手な振る舞いととらえられがちだが、欧州ではエネルギーと創造力の源になると考えられている。
 熱心に仕事をする人ほど、休暇を大切にしなければならない。時には仕事から距離を置くことで、新しい観点から物事をとらえられるようになる。仕事を忘れて休んだ方が、革新的なアイデアが浮かぶケースも少なくない。

 民俗学的に見れば、日本人も休暇を「エネルギーと創造の源」と考えていると思う。
 ゴーン氏が指摘する日本人のマインドセットは、長い日本人の歴史の中では、ごく最近になってから発生したもののような気がする。

 日本には古くから「ハレとケ」という概念がある。
 「ケ」は「日常」を意味する。生存するために日々同じことを繰り返すことであるつまり「オン」の状態である。しかし、「ケ」のエネルギーには限界があり、いつかは枯渇してしまう。この状態のことを「ケガレ(汚れ)」というのである。
 一方、「ハレ」は「非日常」の意味である。お祭りの時に着る着物を「晴れ着」というのは、この言葉からきている。そして、「ハレ」は枯渇してしまった「ケ」のエネルギーを取り戻すために行なわれるのである。

 今の日本社会は、「ケ」が日常的に存在しており、「ハレとケ」のめりはりがなくなっているのかもしれない。「ケガレ」を防ぐためには、ゴーン氏が言うように意識して「オンとオフ」を区別する必要があるのだと思う。

 さて、ところで自分自身は「オンとオフ」を使いわけているだろうかと考えた。
 今の僕にとっては、以下の3つが「オフ」や「ハレ」になっていると思う。
  ・自分の子どもと遊ぶこと
  ・ビーバースカウト達と一緒に活動すること
  ・好きな人と一緒にゆっくりとした時間を共有すること

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Comments

そう言う私も、全然メリハリの無い生活を送っています・・・そうなのかっ!

遊ぼう!
もう決めちゃいました★

Posted by: 上田雅美 | 2005.10.05 at 10:14 PM

上田さん
 それで、OK!決めちゃおう★

Posted by: 中村文彦 | 2005.10.06 at 12:27 AM

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