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地震と息子への詫び

 我家の小学校3年生になる息子は、地震が苦手である。
 2年前くらい前に地震災害の映画を観たらしいが、どうやらこれがトラウマになってしまったようだ。
 16日の地震にも怖い思いをしたため、その日は就寝時間になっても寝ようとしない。自分以外の家族が一階にいる中、一人きりで二階で寝るのが不安だったらしい。

 夏休みの目標として「早寝早起き」を掲げていたので、父親としては、何とか寝かせようと思い、『地震で死んだ人は、一階にいた人の方が多い』と適当なことを言った。息子は、その言葉を聞いて慌てて二階に上がった。

 しかし、これが拙かった。

 我家では、私だけが一階に寝て他の家族は二階で寝ている。私の話を聞いた息子は、もしも私が地震で死んでしまったらどうしようと布団の中で泣いて、なかなか寝つけなかったらしい。
 翌朝、起きてくるなりワイフに叱られてしまった。息子の不安な気持ちをちゃんと理解した上で対応しなさいという厳しいネガティブ・フィードバックである。

 相手の思いや感情を理解した上でコミュニケーションすることの大切さは、身にしみて分かっているつもりだが、気づかぬうちに疎かになっていることがある。
 この失敗も、息子の不安な気持ちを理解することよりも夏休みの目標を優先してしまった結果である。

 帰宅後、息子に詫びを入れた。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

なかむらさん、こんにちは。
素敵な息子さんですね。愛情をたっぷり注がれて育っていらっしゃるのでしょうね。
息子さんにちゃんと謝られるところが、すごいなぁと思いました。

私も地震、だめです。
魂がぐらぐら揺さぶられるようで、体が分解してしまうみたいな気がするの。
絶叫マシンも、ぶらんこもだめです。。。

Posted by: まこ | 2005.08.18 at 09:05 AM

息子さんには可哀想なことでしたが、ご家族それぞれの愛情を強く感じました。
謝った時、息子さんはどんな風でしたか?

東京でも大きな地震があったあと、何だか揺れているような気がします。
『大きな地震の被害にあった方は、本当に不安なんだなぁ。』と、改めて感じます。

Posted by: うえだ | 2005.08.18 at 01:24 PM

>まこさん
 コメントありがとうございます。
 まこさんに「なかむらさん」と呼ばれると、慣れないせいか妙に照れくさいです。
 我が息子は問題児ですが、愛すべき奴です。(どんな問題児かはいずれご紹介する時があると思います。)
 地震は、まこさんも苦手でしたね。きっと息子と仲良くなれると思います。機会があったら紹介しますね。

>うえださん
 コメントありがとう。
 息子は、何のことかわからず「きょとん」としていました。どうやら、とっくに許してもらっていたようです。

Posted by: 中村文彦@めんたんぴん | 2005.08.18 at 11:55 PM

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