「システム思考」を学ぶ
先日、「システム思考」のセミナーに参加しました。
講師はITキャリア研究所の高橋浩一さんです。
以前から、「システム思考」には深い関心を持って、いくつかの書籍を読んでいましたが、高橋さんのワークショップに参加して「これは使える!」と確信しました。
「システム思考」はMITのピーター・センゲ教授が創案した思考法で、「学習する組織」を実現するための5つの構成技術(ディシプリン)のうちの一つとして位置づけられています。
「システム思考」は、ある問題を引き起こしている真の原因や問題の構造を解明するためのツールであり、問題に影響を与えている各要素間の因果関係を把握する手法です。
高橋さんの話によると、米国のコンサルティング・ファームにおいては、コンサルタントのベーシック・スキルとして位置づけられているそうです。
原因分析のツールとしては、「魚の骨」や「ロジック・ツリー」が有名ですが、これらの手法とシステム思考の違いは以下の通りです。
(高橋さんのお話に、私の理解を付け加えています。)
●システム思考
・問題の因果関係は「n:n」であり、複雑かつ不明確。
・問題発生には自分も影響を与えている。
・自分が変わることによって、問題の解決に影響を与える。
・「因果ループ」という輪の概念や「遅れ」という時間の概念がある。
・問題構造を鳥瞰するのに有効。(部分間の関係を把握できる。)
●従来の思考法
・因果関係は、「1:1」あるいは「1:n」で、単純かつ明確。
・第三者的に原因を分析する。(問題発生の原因は他者にある。)
・他者を変えることによって、問題を解決する。
・輪の概念や時間の概念はない。
・部分最適を進めるために有効。
セミナーの終了後、偶然にもセミナーに参加していた幸地司さんと、私たちのメルマガの読者の方とで、高橋さんを誘って飲みに行きました。
飲み会も大いに盛り上がりました。
その席で、高橋さんは以下のようなことを言われました。
「今は皆、インプットは十分にあります。しかしアウトプットが少ない。これからは、インプットではなくアウトプットすることが大切です。」
これは私にとっても、耳の痛い話しです。
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