夢と地道
2004.5.31の「日経ビジネス」に、野中郁次郎教授、坂村健教授、ノーベル賞の田中耕一氏の対談が掲載されています。
この中で、田中さんのコメントが大変印象に残りましたので紹介します。
私自身も夢を追うところはあります。 でも、実際にやっているのは地道な作業ばかりなんです。どうすれば現行製品の性能が5割アップできるだろうか、とか。ざっくりと2割が夢、8割が地道という感じでしょうか。 (中略) 地道に積み上げる作業をしているうちに、いつに間にかものすごいレベルに達していたいうのは、自分自身の経験でもあるんです。ある大学で講演した時、学生に「田中先生は大学生の時にどんな夢を持っていましたかと」質問されたんです。思わず「夢ってあったかなぁ」と(苦笑)。彼らにとっては「まず夢を持たねばならない」という脅迫観念があるようです。でも、それは何かをやっているうちに、結果として出てきてもいいのではないでしょうか。初めに夢ありき、というのも必要だけれども、私自身、夢を持っている時もいない時もあります。少なくとも人に言われて夢を持つものではないでしょう。
この田中さんのコメントはキャリア形成を考える上で、示唆に溢れていると感じました。
「夢」があるのは、とても素晴らしいことですね。
しかし、たった今「夢」がなくても、それほど気にすることはないと思います。
いろいろな方の話を聞くと、目の前の課題に一生懸命取り組んでいるうちに、突然「夢」が手に入るというのは珍しくなさそうです。
ただ、問題なのは、目の前を通り過ぎていく「夢」に気がつかない人が多いということだと思います。
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Comments
はじめて寄せてもらいました。内容についてではなく、引用文の斜体が返って読みづらく感じられました。それよりも引用の箇所は色を変えるとか、「-----------」で前後を囲むなどの工夫で分かりやすくなるのでは。フォントを変えるのも一つの方法です。
Posted by: 吉田正明@函館(52歳) | 2005.04.15 05:15 AM