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上司に恵まれないSEのために-自分戦略策定マガジン
 [No.001] 環境変化と「自分戦略」

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■■□  [No.001] 環境変化と「自分戦略」
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2002/12/01━
▼上司に恵まれないSEのために-自分戦略策定マガジン バックナンバー
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●システムエンジニアに要求される技術は変化しました。

 システムエンジニアであるあなたを取り巻く環境はここ10年間で大きな
変貌を遂げました。
 かつての汎用機全盛の時代から「ネオダマ」の流れを経て、現在はWeb
関連技術やオブジュクト志向を中心としたソフトウェア技術が中心となっ
ています。
 ITが活用される領域や企業規模も広がり、あなたに要求される技術は多
様化かつ広域化しています。


●情報サービス産業にも変革が迫られています。

 一方、多くのシステムエンジニアが従事する情報サービス産業に眼を向
けると、日本経済が厳しさを増していく中で、他の業界に比べて比較的恵
まれた状況にありました。しかしながら、今年の春ごろから受注量に陰り
が見え始め、IT系の大手企業が情報サービス事業の2003年3月期の売上高
予想を下方修正するなど、現時点では減退傾向に転じています。
 さらに今後は、中国やインドなどから安価で優秀な技術を有する企業の
参入が進み、さらなる競争の激化が予想されています。

 情報サービス産業の多くの企業は、今まで明確な経営ビジョンや経営戦
略を持っていなくても企業を維持運営することができました。かつては、
訳も分からぬ新卒学生を大量に採用し、プログラミング教育だけを行なっ
て現場に放り込めば収益が上がっていました。多段階構造の元で、日本語
と特異な商習慣に守られ、凡庸な経営者であっても企業を運営・維持する
ことがが可能でした。
 しかし、これからはこれまでのビジネスのあり方を否定し、自己改革を
成し遂げる必要があります。市場を再定義し自社の事業領域(ドメイン)
を明確に定めた上で営業展開をしていかなければ、この時代の流れの中で
生き残っていくことは困難と思われます。


●これからのシステムエンジニアは「自分戦略」を持つことが大切です。

 そして私は、システムエンジニアであるあなた自身も「自分戦略」を持
つ必要があると考えています。「自分戦略」とは、個々の得意分野(事業
領域)を絞り込み、成長する方向性を見出し、その方向性にフィットした
コアスキルやコンピテンシーを蓄積していくことです。
 もし、あなたが優れた経営者のいる企業に勤務しているならば良いので
すが、もし凡庸な経営者や上司(残念ながら情報サービス産業では、レベ
ルの低い経営者や上司が数多く存在していると思います。)の元で働いて
るなら、その企業とともにあなたは不幸な人生を歩むことになると思いま
す。


●「自分戦略」を持つとはどういうことでしょうか。

 システムエンジニア向けの雑誌を読むと、これからシステムエンジニア
にとって必要となるスキルやコンピテンシーの記事がたくさん眼につきま
す。確かにこれらのスキルやコンピテンシーを修得することは大切なこと
です。
 しかし、これだけ技術が多様化かつ広域化すると、これらの雑誌で解説
されているすべての技術を身につけることは普通のシステムエンジニアで
ある読者にとっては、おおよそ不可能であるし非現実的です。
 また、それぞれに得手不得手があります。
 例えば、そもそも人と接することが苦手な人に対して、コミュニケーシ
ョン能力を高めなさいと口うるさく指摘しても、身に着けることはなかな
か困難です。コミュニケーションが不得手な人は、確かに不利になること
があるでしょう。しかし、戦略のとり方によっては、他の強みで弱みを補
うことも不可能ではありません。

 普通のシステムエンジニアであるあなたにとって大切なのは、巷で騒が
れている時流に乗ったスキルを追いかけることではありません。まず自分
自身の成長の方向性を定めた上で、自分自身にとって必要となるコアスキ
ルを見極めるということなのです。そして、それが「自分戦略」を策定す
るということなのです。


●このメルマガを通じて「自分戦略」をいっしょに考えていきましょう。

 「自分戦略」は人それぞれで異なります。また必ず自分で考え出すこと
が大切です。従って、このメルマガの中に答えそのものがあるわけではあ
りません。しかし、このメルマガを読むことによってヒントになることが、
きっとあると思います。

 今、あなたの前に白いキャンバスがあることをイメージしてみて下さい。
 あなたは、その白いキャンバスにどんな絵を描きたいですか?
 いっしょに考えていきましょう。

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■謝辞(創刊にあたって)

 このメルマガの発行に際しては、多くの方々にお世話になりました。
 この場を借りて心よりお礼を申し上げます。

 まず最初に、このメルマガの発行に関してご指導頂きました週末起業フ
ォーラムの森先生と藤井先生にお礼を申し上げます。本当にありがとうご
ざいました。

 次に、たんとうしきCLASSの皆様そして日本プロジェクトマネジメ
ント・フォーラムの皆様にお礼を申し上げます。会合やインターネットを
通じての皆さんとの議論により多くの「気づき」を得ることができました。
それらの「気づき」はこのメルマガの糧となることでしょう。

 最後に、私の身近にいるシステムエンジニアの方々にお礼を申し上げま
す。私はシステムエンジニアという職業を選択されたあなた方のことが大
好きです。あなた方との出会いがなければ、このメルマガが創刊されるこ
とはありませんでした。本当にありがとうございます。

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ご意見・ご感想・ご質問:mentorpin@mbk.nifty.com
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発行元:メンターピン・コンサルティング
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ただし、内容を一切改変せず全文転載する場合に限り転載許諾は不要です。
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